机太郎ドライラボは、顕微鏡もフェイコマシンも使わずに病院や自宅の机の上で、CCC、核分割手技、IOL挿入、自己閉鎖創作製や縫合のフェイコ手術の重要なステップの教育・訓練を行うツールです。
指導者は、医局の机の上で若手医師の手を取った手術手技の指導を行うことができます。
若手医師は、自宅の机の上で実際に手を動かして繰り返しの練習を行うことができ、ライバルに差をつけることができます。
手術室やウェットラボ室で行うウェットラボは効果的ですが、そう何度も行えません。しかし、CCCや創を支点とした器具操作は、そう簡単にマスターできるものではなく、繰り返しの練習を行い体で覚えるものです。机太郎ドライラボは、場所を選ばず、どこでもいつでも繰り返しの練習や指導が行えるので、それらのテクニックをマスターすることができます。
厚さ5㎛の特殊二層構造のポリエステルフィルムと、模擬皮質として樹脂粘土を使用して人眼そっくりのCCCを再現します。
Divide & Conquer、Stop & Chop、Phaco Chop法の3種類の模擬核を、模擬器具を使って分割したり回転させたりして、基本器具操作と核分割手技を学びます。
実際に刺したり割ったりが行える特殊な樹脂粘土製の模擬核で、Prechop法やPhaco Chop法の練習に最適です。この核は分割した後に指の中でこねて再生して使います。
人眼強角膜と類似のナイフの切れ方を示す特殊樹脂製シートで、自己閉鎖創作製や縫合の練習を行います。
器具操作による眼球運動の発生や、眼瞼からの抵抗により、人眼手術に近いリアルな手術感覚が再現されます。
「机太郎ドライラボ」が机の上で器械を使わずに白内障手術の基本手技の指導や練習を行うツールであるのに対し、「机太郎ウェットラボ」は、手術室やウェットラボ室で顕微鏡下にフェイコマシンを使用して、フェイコ手術のシミュレーションを人眼と酷似した感覚で行うツールです。
「机太郎ウェットラボ」には、器具操作で眼球運動が発生する眼球部のほか、人眼眼瞼の柔らかさをもった人工顔面、フックや鑷子などの模擬器具、灌流バッグ(水道水を使う)や排液システムまで、ほとんど全ての手術練習に必要なものが付属しており、なんのわずらわしい準備もいらないオールインワンの手術練習キットです。
机太郎ウェットラボの人工白内障水晶体は、高品質な核と皮質と前嚢と後嚢をもっています。そして核は、柔らかい、中等度、硬いと3種類の硬度が体験できます。CCC、あらゆる核分割手技、IOL挿入に至るまで、ほとんどの超音波手術のステップの練習が人眼に酷似した感覚で行えます。また、後嚢破損や核落下も発生し、合併症処理の訓練も行えます。
中央500㎛、周辺700㎛の人眼と同じサイズ、同じ柔らかさの人工角膜により、リアルな器具操作が再現されます。また、自己閉鎖創作製やAK、LRI、縫合の練習も行えます。
机太郎マルチラボは、中堅術者のためのステップアップキットです。フェイコ手術の難症例や 白内障以外の多分野の手術技術を学習できます。
チン小帯欠損白内障水晶体を用いて、Capsular tension ring やCapsule expander、虹彩リトラクター等の水晶体嚢支持ディバイスの装着や、チン小帯に負荷をかけないフェイコ操作の練習ができます。
対面通糸法等のIOL 強膜縫着様々なテクニックや、最新の強膜内固定手技の練習ができます。
虹彩リトラクター等による瞳孔拡大等の小瞳孔マネージメントの練習が行えます。
模擬強角膜シートや硬い核の白内障水晶体をセットして、輪部切開のECCE や自己閉鎖創ECCE の練習が行えます。
人工硝子体や白内障水晶体のある模擬眼を用い、意図的な破嚢を行って、A-VIT による硝子体の処理やviscoextraction やベクティスによる核片の摘出、残留皮質の処置等の練習が行えます。
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